ボルガ!

久しぶりに新宿の飲み屋ボルガに行ったのだよ或る絵を見にね 飲み屋に!?生誕100年になるという画家の茂田井武の絵がありましたありましたよ!茶色い年月の経ったカウンター越しにちょこんとありました安ーい桜三角の四つ切りくらいの額縁に入った水彩画 オレが初めてこの店に来たのは1975年かなと思うよ友達に連れられてね その頃からこの絵はここにあったんだろうね?いやあ気づかなかったなあ とにかく毎日お客さんの多いところだから仕方のないことかもしれないねボルガは たぶん誰も知らないしここに絵があるなんて気づきもしないのかもしれないね でも時々ふと目に留める人もいるんだろうなこれは誰が描いたのだろう?なんて具合にね いいねえそういうふうに絵を見るってね それにしても茂田井武はこの絵をいつ描いたのだろうか 海に近い河だろうか長い橋を渡る機関車が中央下に描いてある 茶色とネイビーブルーに黒のおおよそ三色で仕上げられた絵の上三分の二はどんよりとした空だ 橋の下を茶色い船が四五隻 全体にさらっと描いてあるふうな絵 右下に四角い落款がありその右隣にカタカナでボルガと書いてある 茂田井さんは落款なんて使ったんだ?ボルガはロシアの母なる大河だからその昔茂田井さんがシベリア鉄道でヨーロッパに行った時の記憶を描いたのだろうか はたまた飲み代の代わりに描いたのだろうか? いずれにしてもいい絵だなあと言ってお酒を飲む いい夜だなあ あっさりと描かれているが軽い絵ではない 暗めの色調だが重い気分でもない どことなく軽やかだ 何度も見ているうちに谷内六郎の絵を思い出したのは色調のせいだろうか?あぁ…それにしてもいい夜だなぁこういうふうに一枚の絵を深読みしてお酒を飲むのは………A/R 

9月30日

先日、青山ブックセンターで
遠藤賢司さんと荒井良二くんがトークをしました。
トークも熱く面白く、そしてエンケンさんの演奏が
とても素晴らしかったのです。
トークとサイン会の終了後、なななんと!
エンケンさんは荒井良二くんに
ハーモニカホルダーを
”友情の印に”とくださったのです。
大感激した荒井良二くんは、
いつも目に入る場所の仕事机の横に
置いておくことにしたそうですよ。

こういう出会いがあるというのは、
何だか本当に嬉しいなあ、と思いました。

お知らせなど

このブログはお知らせが少なすぎるなあ、と
常々思っていたのですが
ときどきまとめてお伝えしていこうかなあ、と思ったので
現段階でお知らせできることを書いてみます。
もっとたくさんあるように思いますので
また思いたったときにお知らせします。

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