8月16日

今さらですが、8月16日は荒井良二くんの誕生日でした。
おめでとうございます。
マドンナも8月16日みたいですね。
おめでとうございます。
アートトップ9月号(芸術新聞社)が宮澤賢治特集です。
絵本「オツベルと象」(宮澤賢治・作)の絵を描かせていただいたので
荒井良二くんも、ほんの、ほんの一言コメントを寄せています。
本屋さんで見かけたらちらりと見てください。
「オツベルと象」は、秋くらいに発売予定です。ミキハウスさんです。
迫力ある絵本になりそうです。
今、荒井良二くんは大きな絵を描いています。
写真に写っているのは荒井良二くんの手ですが
それと比較していただければ大きさが分かるかと。
制作途中にお邪魔して、写真を撮らせてもらいました。
CDは、「COMPOUNDS ELEMENTS」が掛かっていました。

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ちひろとアジアの絵本画家たち

今日も暑いですね
夏が大好きな荒井良二くんは「夏はいい!」と喜んでいます。
太陽を浴びないとダメなんだそう。
仕事で机に向かいっぱなしですが、
少しの暇をみつけては日光浴しています。
「ちひろとアジアの日本画家たち」に寄せた
荒井良二くんの文章がふるっていましたので、お披露目しますね。
僕は僕の絵本を「窓」だと思っている。ある
いは「窓」のような存在でありたいと思って
いる。表紙をめくれば、僕が作った小さな物
語の小さな世界がそこに見える。その風景を
本という窓からできるだけゆっくり眺めてほ
しいと願っている。そして、風景をゆっくり
ゆっくり動かして見せてあげたい。まるで見
ている人が、小さな機関車にでも乗っている
ような気持ちになるように。僕の小さな物語
のまわりにあるたくさんのストーリーを拾え
る速度で、ゆっくりゆっくり走らせたい。絵
本を閉じても、ゆっくり走った小さな機関車
からの風景にまた会いたいと思ってもらえる
ような、そういう絵本になれればなと思って
いる。

あとさき塾

7月21日に、トムズボックス土井さんと小野明さんが主催している
「あとさき塾」で特別講義をさせていただきました。
塾生のお子さんだったのでしょうか
将来絵本作家になりたいという小学生の女の子が一人参加していました
質問タイムで、小学生の女の子がいくつか質問をしたのですが
(なりたい職業に関して調べる学校の宿題だそうです)
その応答が面白かったので要約して掲載します
*Qが小学生の女の子の質問、Aが荒井良二くんの回答です。
Q: 絵本作家になるために必要な努力は何ですか
A: 得意なことや、目の前にあることを一生懸命がんばることがいいん    じゃないかな。
  「私は算数が得意だ!絵本作家になるぞ!」
  「私は走るのが速い!絵本作家になるぞ!」
  「私は牛乳を早く飲める!絵本作家になるぞ!」
   って、最後に”絵本作家になるぞ!”ってつけて、いつも強く思う   事が大事。
Q: 絵本をつくるときの喜びと苦労と気をつけていることは何ですか?
A: 線をひいたり、色を塗ったり、絵を描くことがとにかく好きなんだよ   ね。だから絵を描くこと全部が喜び。
   苦労は、絵本を読んでくれる人が喜んでくれるかどうか?って考える
   ことが苦労かなあ。
   気をつけていることは、自分が楽しいものを作ること。自分が楽しく   ないのに人を楽しませることなんて無理だからね。
Q: 絵本作家になりたい人にメッセージを
A: 世界を舞台に活躍してほしい。絵本は、日本だけでなく世界で楽しめ   るものだからね。