10月27日
国際連合(UN)のSDG Book Clubは、
6歳から12歳の子どもたちに
国連の「持続可能な開発目標」
(Sustainable Development Goals: SDGs)
について学んでもらい、行動を促すことを目的として、
毎月ブックリストを発表している。
ブックリストでは、SDGsとして掲げられる
「目標1」(Goal 1)から「目標17」(Goal 17)までを
順番にとりあげ、国連の公用語6言語
(英語、フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語、アラビア語)
の書籍が、各国語とも数冊ずつ紹介されている。
2019年6月に「目標2」(Goal 2)、
7月に「目標3」(Goal 3)、
8月に「目標4」(Goal 4)のリストが発表された。
それぞれの英語のブックリストに掲載された作品は
以下のとおり(作者の日本語読みは判明した場合のみ記載した)。
Goal 3 “Good Health and Well-being”(すべての人に健康と福祉を:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する)
“A handful of quiet: happiness in four pebbles”
Thich Nhat Hahn文, Wietske Vriezen絵
精神的、肉体的な健康を維持するために、子どもに向けてイラスト入りで簡潔にマインドフルネスを紹介する絵本。
“What What What?“(原題『どーしたどーした』)
天童荒太 文、荒井良二 絵
誰にでも「どーした」と声をかけ、うんざりされている少年の物語。少年のしつこい「どーした」が周囲を巻き込み、深刻な状況にいる子どもを救うことにつながる様子を描く。
“I am Peace: A Book of Mindfulness”
スーザン・ベルデ(Susan Verde)文、ピーター・H・レイノルズ(Peter H. Reynolds)絵
思慮深く描かれたイラストで、マインドフルネスを通じてストレスを和らげ、幼い子どもたちの心を平穏へと導く物語絵本。巻末には、瞑想の実践ガイドがついている。
国際子ども図書館では
展示会「平成を彩った絵本作家たち」が開催中。
荒井良二も紹介いただいております。
上野に行くことがありましたら、
ぜひお立ち寄りくださいね。